『サタデー・ナイト・フィーバー』

ジョン・トラボルタ主演。若い。監督はジョン・バダム。

歪な映画だと思った。不安定で、安直で、馬鹿で、鼻持ちなら無い自信にあふれる一方で些細なことで劣等感を覚える若者たち。兄貴とか、バイト先の店長とか、友人らとの関係とか、物語を散逸させてるだけに過ぎない。

構成を少し変えればもっとテーマが明確に見え、ドラマチック足りえたのだろうが、きっと敢えて歪なストーリーにしたのだろうと思う。 この混沌とした状態こそ、リアルなのかもしれない。

ディスコ文化というのも、トラボルタのダンスは非常に好きなのだがその一方で、スピーディでアクロバティックというものとはかけ離れていて、ぼやぼやした印象が少し残る。

練習シーンのカメラが非常に良いところがあって……。

さわやかとはとても言えない、70年代アメリカの鬱屈としたクセのある青春映画である。

今渋谷で楽しいからプラプラしてるフリーターみたいな人は、観るとクるものがあるんじゃないか。今の東京都心はこういう空気あると思うわ。