『ザ・タウン』

ベン・アフレックの『アルゴ』が素晴らしかったので、早稲田松竹で上映していたのを見に行きました

撮影はロバート・エルスウィット(『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』でアカデミー。最近だと『ボーン・レガシー』やmi4)。

編集はディラン・ティチェナー(『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』でアカデミーノミネート、新作では『ゼロ・ダーク・サーティ』

撮影は渋めで今風

上映当時は『ヒート』と比べられたりして、以前見た時は自分もそのように見ていたのだけれど、本筋はどう見てもラブストーリーだったので随分ピントを外していたらしい。

もちろん『ヒート』との相似点もある。銀行強盗を題材にしているアクション映画で、魅力的なヒロインと出会い、悪行から足を洗おうとする主人公。しかし、その印象は随分と違っている。

『ヒート』はデ・ニーロとパチーノというキャスティングからも分かるように、悪党VS刑事の対決という色合いが強かったが、『ザ・タウン』はタイトル通り街が主役でもあり、しがらみで地元ボストンから離れられない不良上がりという一面が出ており、ジェレミー・レナーやスレインらとのホモソーシャル的な土着的人間関係が描かれている。

前作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』でもボストンの暗い部分が描かれたが、今作のボストンはいつも曇っていて息苦しく、人間関係も狭い。おなじみのねちっこい空撮もよりボストンの負の部分を克明にしているように見える。

ジェレミー・レナーのジュース飲んでからのさっくり具合や、ベン・アフレックが花屋といきなりガンガン撃ち合うのが好きですね。あとスレインさん。